[2007年04月27日]

俳句(2007-04-27)

みのむしにはなし聞かれて春の昼

宇佐美魚目

春の昼が春の季語。春昼(しゅんちゅう)、春真昼も同意の季語です。
夏の「炎昼(えんちゅう)」に対して、春は「春昼」といいます。明るくて暖かくてのどかな一年中で一番良い時間でしょうね。
春の昼に、みのむし(蓑虫)はミノガ科のガの幼虫。木の枝や葉にぶら下がっていて蓑を負っているような形をしています。鬼の子とか鬼の捨て子などといわれています。蓑虫に話を聞かれるなんて、一体何の話をしていたのでしょうか。きっと聞かれてもよい一寸いい話でしょうね。
清少納言の「枕草子」に「蓑虫いとあはれなり…八月ばかりになれば、ちちよ、ちちよ、とはかなげに鳴く」とあります。
作者うさみ・ぎょもくの紹介は、2006年6月21日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年04月27日 05:03

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