[2007年04月30日]

俳句(2007-04-30)

グラスの酒透けりアネモネ濃むらさき

柴田白葉女(1906~84)

アネモネが春の季語。はないちげ、ぼたんいちげ、紅花翁草(べにばなおきなそう)も同意の季語です。
アネモネは芥子(けし)の花とよく間違えられます。地中海沿岸の原産で明治の初めに渡来して、花壇や鉢植えは勿論、花屋さんでよく見かけます。眠そうな、妖しい感じがします。花の色は、赤紫、紅、紫、白など多彩です。
この句では、ワイングラスに透明なお酒が入っていて、それにアネモネの濃い紫の花が鮮明に見えます。ただそれだけで耽美なおもむきをもたらせてくれます。
作者しばた・はくようじょの紹介は、2006年7月4日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年04月30日 05:34

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