[2007年05月02日]

俳句(2007-05-02)

音立てて八十八夜の山の水

桂 信子(1914~2004)

八十八夜が春の季語。
今日は立春から数えて八十八夜目の日です。農家では、この頃までに遅い霜の被害を受けることがあります。「八十八夜の別れ霜」という言葉があるように、この日以降は降らなくなるといわれています。農家の皆さんはこの日以降、種まき、養蚕、茶摘みなどで忙しくなります。
おなじみの「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る あれに見えるは茶摘じゃないか あかねだすきに菅の笠」の歌のタイトルは、「茶摘」です。よく題名を八十八夜と間違えますね。
この句は、八十八夜が春から夏への境が際だって山の水が音を立てて聞えていると詠っています。
作者かつら・のぶこの紹介は、2005年6月4日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年05月02日 06:42

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