[2007年05月12日]

俳句(2007-05-12)

新緑やうつくしかりしひとの老

日野草城(1901~56)

新緑が夏の季語。緑、緑さすも同意の季語です。
新緑は、初夏のすばらしい若葉の緑をいいます。樹木によっては緑に微妙な色の違いがあり、明るい初夏の緑の下で、すべてが夏到来の息吹がします。
この句は、見事に「新緑」と「ひとの老い」を対比させています。切れ字の「や」が光っていますね。美しく老いるのは、誰にとっても難しく大変なことです。
この句で思い出したのは、サムエル・ウルマンの「青春」という詩です。
「たくましい意志、ゆたかな想像力、炎える情熱。
青春とは、人生の深い泉の清新さをいう」
さあ、頭を上げて一日一日を生き抜きましょう。
作者ひの・そうじょうの紹介は、2006年8月25日を参照。
(出典:「合本俳句歳時記・第三版」角川書店、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2007年05月12日 05:10

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