[2007年05月18日]

俳句(2007-05-18)

空の深ささびし石楠花さきそめぬ

角川源義(1917~75)

石楠花(しゃくなげ)が夏の季語。石楠、石南花も同意の季語です。
石楠花は、ツツジ科の常緑低木。夏の初めに、日本全土の山や谷間に自生します。淡い紅の七弁花で、群がって咲くので美しさが倍増します。葉は厚く光沢があり、花と同じに美しく感じます。石南花の名前は良く知られていますが、漢字名を間違えたものです。中国で言う石楠花とはまったく別物です。
この句では、「さびし」がいいですね。空が深い谷間に咲く石楠花の寂しさを良くとらえています。
作者かどかわ・げんよしの紹介は、2005年3月24日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年05月18日 05:47

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