[2007年05月22日]

俳句(2007-05-22)

若葉して手のひらほどの山の寺

夏目漱石(1867~1916)

若葉が夏の季語。谷若葉、山若葉、若葉風、若葉雨、窓若葉、若葉寒も同意の季語です。
部屋の窓から見える裏の武山の標高は、約200メートル。小さな山ですが、まさにいま全山「若葉」の状態です。朝な夕なに見て暮しています。
初夏になると木々は瑞々しく若葉をつけて目に沁みるような光景になります。木によっては若葉になるのが早かったり、遅かったり、
また色合いがまちまちですが、若葉の状態から山若葉、庭若葉とか、若葉風、若葉雨など、また木の種類により柿若葉、銀杏若葉などと表わします。
この句は、若葉の山の「てのひらほどの寺」の表現が詠む者をしておおらかな気持ちにさせてくれます。
作者なつめ・そうせきの紹介は、2005年2月17日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2007年05月22日 05:43

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