[2007年05月23日]

俳句(2007-05-23)

新緑の樟よ椎よと打仰ぐ

高木晴子(1915~2000)

新緑が夏の季語。緑、緑さすも同意の季語です。
新緑は初夏の素晴らしい若葉のみどりを言います。深緑は、やや時間が経過してどっぷりと夏に入った状態。中村草田男がつくった「万緑」は、満目ことごとく緑の状態をいいます。
新緑は、さわやかな光景を連想させることばです。緑にも樹木によっては微妙に様々な違いがありますが、明るい初夏の光の下で全てが輝いて見えます。
この句は、まことに「平明にして余韻のある句を良しとする」父・高浜虚子の教えに従った素直な出来になっています。誰もが樟(くすのき)や椎(しい)の」木を打ち仰いで心が広々としてきます。
作者たかぎ・はるこの紹介は、2005年3月24日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年05月23日 05:28

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