[2007年05月24日]

俳句(2007-05-24)

柿若葉雨後の濡富士雲間より

渡辺水巴(1882~1946)

柿若葉が夏の季語。
この句は、雨上がりで雲間から見える濡れた富士山と柿若葉の対比が絶妙です。嬉しいことに、このままの風景が我が家のベランダから見ることができます。「濡富士」という表現に感心しました。
柿若葉は、萌黄(もえぎ)色をしていてつやつやと光って誠に美しいものです。初夏の陽を受けて風に揺れている若葉は柔らかく、明るく感じます。新緑の中でも柿の若葉の色合いと輝きは群を抜いています。とりわけ初夏の眺めの中でもっとも心に響く光景といえますね。
作者わたなべ・すいはの紹介は、2005年3月24日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年05月24日 06:13

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