[2007年05月27日]

俳句(2007-05-27)

売る豚の走り出でたる花南瓜

青柳志解樹

花南瓜(はなかぼちゃ)が夏の季語。南瓜の花、南瓜咲く、とうなすの花も同意の季語です。
売られるのがいやで突然豚がキイキイなきながら飛び出して来ました。きっと「走り出でたる」なんて悠長なことではないでしょうが、俳句の上では逆に悠然とそういうのです。そこには黄色い南瓜の花が咲いていました。
昔から瓜類の花の中では、糸瓜と並んで南瓜の花が多く取り上げられています。この句はユーモラスですが、鮮明な黄色の南瓜の花と売られる豚の対比に悲しくなってしまいます。
家の近くの畑では、三浦大根の畑が南瓜畑に変身しています。
作者あおやぎ・しげきの紹介は、2005年10月12日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年05月27日 05:23

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