[2007年05月29日]

俳句(2007-05-29)

夏蝶の出入自在や仁王門

阿波野青畝(1899~1992)

夏蝶が夏の季語。夏の蝶、梅雨の蝶、揚羽蝶、烏蝶も同意の季語です。
蝶は、春の季語ですから夏の蝶とはっきりさせます。裏山の麓を散歩していたら黒揚羽蝶を見かけました。夏の蝶の代表は、揚羽蝶で、梅雨の晴れ間に飛んでいるのを梅雨の蝶とも呼びます。もうすぐ梅雨ですね。
この句では、怖い仁王の像が左右に安置したお寺の仁王門を、大きな元気のある黒い揚羽蝶が飛んでいる様子がおかしくとらえられています。
次の句も同じ作者です。
乱心のごとき真夏の蝶を見よ  青畝
蝶の飛んでいる姿は、当たり前ですがまるで乱心したように見えるときがありますね。
作者あわの・せいほの紹介は、2005年4月21日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年05月29日 05:30

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