[2007年06月02日]

俳句(2007-06-02)

夜の汽車に歯をあつるなり青林檎

加藤三七子(1925~2005)

青林檎が夏の季語。
近くのスーパーで青森産の「ふじ」という青林檎を売っているのを見つけました。3つで399円、1個133円でした。口の中が甘酸っぱくなり、学生のころを思い出しました。青林檎は林檎の早生種、青いまま収穫します。歯に沁みる酸味と堅さが涼気を誘い、たまらなくなります。
北海道から東京へ出てきて、帰郷をするときには「八甲田」という寝台列車に乗り、青森辺りで「青林檎」を買い、列車の中で食べていました。
もるでこの句は、そのときの光景を言い当てているような錯覚をもたらします。いい時代でした。
作者かとう・みなこの紹介は、2005年4月12日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年06月02日 06:00

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