[2007年06月07日]

俳句(2007-06-07)

虹立つやとりどり熟れしトマト園

石田波郷(1913~69)

トマトが夏の季語。蕃茄(ばんか)、赤茄子(あかなす)も同意の季語です。
あまりにもおなじみのトマトにも知らないことは多いものです。NHK総合テレビの人気番組「ためしてガッテン」でトマトを美味しく食べるにはどうしたらよいかを特集していました。「トマト料理の新鉄則」。イタリアンレストランのシェフ、日本料理店の板前さんの美味しく食べるコツには、感心しました。
トマトは南米ペルーが原産、江戸時代に中国から渡来しましたが、初めは観賞用であったといいます。食用として栽培されるようになったのは明治の終わりごろからです。
この句は、素直にトマト園の様子を描写しています。「とりどり熟(う)れし」がいいですね。トマトの句を作りなさいといわれてもあまりにトマトが日常的でなかなかいい句ができません。
作者いしだ・はきょうの紹介は、2005年2月13日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年06月07日 05:09

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