[2007年06月11日]

俳句(2007-06-11)

町川に町の燈しづむ梅雨入かな

木下夕爾(1914~65)

梅雨入(ついり)が夏の季語。入梅、梅雨に入る、梅雨はじまる、梅雨の気配も同意の季語です。
そろそろ梅雨の気配が感じられます。入梅は、立春から127日目、おおむね6月11、12日ごろです。その後、約1ヵ月が梅雨と言われています。じめじめして何とも鬱陶しくて嫌な季節です。しかし、この梅雨がないと水不足になったり、いいお米がとれません。気象庁の入梅宣言は、南のほうから北上してきます。わたしが育った北海道には梅雨がありません。そのようなところで育ったわたしには東京の梅雨はいつもたまらなく心を沈ませます。
町の灯が梅雨に入って沈んでゆくように見えるという作者の気持ちがよくわかります。
作者きのした・ゆうじの紹介は、2006年5月23日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年06月11日 05:24

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