[2007年06月12日]

俳句(2007-06-12)

一つづつ夕影抱く蓮かな

高浜虚子(1874~1959)

蓮が夏の季語。蓮華、はちす、蓮の花、白蓮、紅蓮、蓮見、蓮池なども同意の季語です。
6月4日、三室戸寺の本堂の前には、250鉢の蓮が並んでいました。まだ花は咲いていませんでしたが、咲き始めると多くの観光客が「葉の寺」にお参りします。
蓮は、スイレン科の多年草。インドが原産です。7~8月ごろに白、淡紅色の花を開きます。花の後には花托が伸びて蜂の巣のようになるので「はちす」と呼ばれています。蓮根は食用になり、美味しくいただけます。
この句は、その蓮(はちす)のひとつずつの美しさを、夕影を抱くと表現しています。いいですね。同じ作者に次の句があります。
黎明の雨はらはらと蓮の花   虚子
作者たかはま・きょしの紹介は、2005年1月7日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年06月12日 05:17

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