[2007年06月16日]

俳句(2007-06-16)

かたばみの花より淋し住みわかれ

三橋鷹女(1899~1972)

酢漿(かたばみ)の花が夏の季語。花かたばみ、すい物草も同意の季語です。
早くも晩春に、三浦半島の先端にある毘沙門漁港へ行く道のそばで、かたばみの黄色い花がかたまって咲いていました。
かたばみ科の多年草で日当たりの良いところならばどこにでも咲いています。黄色の五弁花を咲かせ、花は午後になると閉じて、葉も夜になると閉じます。花のあとに実ができてはじけて実を飛ばします。葉がすっぱいのですい物草ともいいます。
この句は、「住みわかれ」をしなければならない悲しさをかたばみの花に托して詠っています。どのような別れであったのでしょうね。
作者みつはし・たかじょの紹介は、2005年2月26日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2007年06月16日 05:19

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