[2007年06月20日]

俳句(2007-06-20)

梅天の蝶影となり羽となり

高木晴子(1915~2000)

梅天(ばいてん)が夏の季語。梅雨空、梅雨の空、五月空(さつきぞら)も同意の季語です。
梅天は、あまり使ったことの無い季語ですね。古い俳諧で五月空と出てきた場合は、梅雨空と同義です。梅雨空の鬱陶しさは格別です。
とくに、梅雨空の下を飛んでいる蝶は、影となったり、羽となったりしながら乱舞してゆきます。もしもチョウチョであったらこの夕方の梅雨空の下の鬱々とした気分を振り払ってくれると作者は感じています。
今年の梅雨は、関東地方は空振りの様子です。でも天気のことですからこれからどのような事態が起るかはわかりません。
作者たかぎ・はるこの紹介は、2005年1月7日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年06月20日 05:32

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