[2007年06月23日]

俳句(2007-06-23)

サルビヤにいのち吸はるる急ぎ過ぐ

原田青児

サルビヤ(ア)が夏の季語。緋衣草(ひごろもそう)も同意の季語です。
昨日、今日とようやく梅雨らしい天気になりました。
サルビアの赤や紫は強烈な印象を受けます。しそ科の多年生または1年生草花で原産地は南ヨーロッパ。園芸用と薬用があり、夏から秋にかけて赤や紅色の小花をたくさんつけます。別名セージともいい、葉は薬用として下痢止めや西洋料理の香料として使います。
ここでは、そのサルビアにまるで自分の命を吸われるように感じてその前を急いで過ぎてしまおうという作者の感性の鋭さを句にしています。
作者はらだ・せいじの紹介は、2005年11月28日を参照。
(出典:阿部誠文著「輝ける俳人たち」巴書林、1996年刊)

投稿者 m-staff : 2007年06月23日 05:27

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/1938