[2007年07月06日]

俳句(2007-07-06)

短夜のあけゆく水の匂ひかな

久保田万太郎(1889~1963)

短夜(みじかよ)が夏の季語。短夜(たんや)、明易し、明早し、明急ぐなども同意の季語です。
夏至の日の横須賀の日の出は4時26分でした。春分から夏至にかけて、昼が長くなってゆき、また冬至に向けて昼が短くなってゆきます。短夜や明易しは、夜が明けやすいことへの驚きや感動を句にしています。
この句は、劇作家だった作者が題材とした東京・隅田川の大川端あたりの風景でしょうね。いかにも芝居の幕が開くようです。[短夜」という芝居も作っています。
わたしの住んでいる横須賀西部の相模湾に面している地区では、潮の匂いがします。
作者くぼた・まんたろうの紹介は、2005年1月6日を参照。
(出典:「久保田万太郎全句集」中央公論社、1971年刊)

投稿者 m-staff : 2007年07月06日 05:33

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