[2007年07月09日]

俳句(2007-07-09)

ささやかな鬼灯市に行きあはす

飯島晴子(1921~2000)

鬼灯市(ほおずきいち)が夏の季語。酸漿市(ほおずきいち)、六千日、千日詣も同意の季語です。
7月9日、10日は、東京・浅草の浅草寺(せんそうじ)の鬼灯市です。7月7日の七夕が過ぎた週明けになります。浅草寺の境内や参道は露店が並んで結構な人出です。勤めていたころに日比谷線で、鮮やかな赤い実の鉢植えを抱えた鬼灯市帰りの御婦人に会ったことを思い出しました。
9日は観世音菩薩の吉縁日で、この日にお参りすれば四万六千日分のご利益があるといわれています。
この句は、そのときの様子をいきいきと伝えてくれますね。
作者いいじま・はるこは、京都府城陽市生れ、エッセイや俳論に秀でていました。1960(昭和35)年、能村登四郎の藤沢馬酔木会に参加、のちに「鷹」同人になりました。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年07月09日 04:39

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