[2007年07月10日]

俳句(2007-07-10)

そらまめに夜が濃くなる一粒づつ

野澤節子(1920~95)

そらまめ(空豆)が夏の季語。蚕豆(そらまめ)、はじき豆も同意の季語です。
莢(さや)が空を向く形をしているので「そらまめ」といわれています。豆類としては一番早く5月ごろには市場に出ますが、地方によっては「夏豆」とか「はじき豆」とか呼ぶことがあります。
この句では、青い色の茹でられたそらまめが食卓の小皿に乗っていて、そのひとつひとつに夜の影が深まってゆくと俳人は詠っています。平凡な日常風景に詩の心を取り入れていますね。
作者のざわ・せつこの紹介は、2005年3月9日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2007年07月10日 05:45

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