[2007年07月11日]

俳句(2007-07-11)

かしは手の二つ目は澄み五月晴

加藤知世子(1909~86)

五月晴(さつきばれ)が夏の季語。梅雨晴、梅雨晴間も同意の季語です。
この句は、作者の第4句集である1978(昭和53)年刊の「夢たがへ」に所収されています。ちなみに奈良・法隆寺の“夢たがへ観音”を詠った句は次のとおり。いい句ですね。
 寄るや冷えすさるやほのと夢たがへ    知世子
さて五月晴ですが、梅雨のころに半日や1日、あるいは1,2時間晴れることをいいます。また、梅雨が終わって晴天が続くようになることもいいます。
ここでは五月晴の日にお社に参って、拍手を打つ二拍目が、いかにも澄んで聞えるようであると、誠に細かい心理描写を句に仕立てています。お参りのときは、二礼・二拍・一礼を旨としています。
作者かとう・ちよこの紹介は、2005年7月24日を参照。
(出典:「加藤知世子全句集」邑書林、1991年刊)
・昨晩から三浦半島に梅雨前線が停滞して猛烈な雨風です。

投稿者 m-staff : 2007年07月11日 05:19

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