[2007年07月20日]

俳句(2007-07-20)

夕風に蛍袋のひとかたまり

細見綾子(1907~97)

蛍袋(ほたるぶくろ)が夏の季語。釣鐘草、堤燈花(ちょうちんそう)、風鈴草なども同意の季語です。
とても印象的な花の形をしています。見つけたらとたんに嬉しくなり、しばらくはそこを動けません。
キキョウ科の多年草で野原や道端に自生していて、高さは50~60センチほど、茎の頂に紫色の大きな釣鐘形の花がいくつか垂れ下がります。その形が堤燈や釣鐘や風鈴に似ていることから様々な名前を持っています。子どもが蛍をとってこの花筒に入れたことから「蛍袋」と呼ばれています。
この句では、ひとつにかたまった蛍袋に夕方の風に揺れていると叙情的に詠っています。
作者ほそみ・あやこの紹介は、2005年4月12日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年07月20日 05:13

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