[2007年07月21日]

俳句(2007-07-21)

ためてゐし言葉のごとく百合ひらく

稲垣きくの(1906~87)

百合は夏の季語。鬼百合、鉄砲百合、鹿の子百合、白百合、姫百合、山百合、百合の香なども同意の季語です。
百合は、日本人の好きな花です。わたしも好きですが、何かものが焦げたようなあの香りは強烈だけに好きになれません。
ユリ科の多年草で、種類が非常に多く、古くから詩歌に詠まれ、
多くの人に親しまれています。
開花している百合の花を見ると、この句のように貯めていたものを一気に開くという気持ちになり、俳人のようにいつも言葉探しを続けている人種にはため息をつきたくなるような情景です。
作者いながき・きくのの紹介は、2006年6月8日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・昨日から蝉が鳴き始めました。

投稿者 m-staff : 2007年07月21日 06:29

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