[2007年07月26日]

俳句(2007-07-26)

浜木綿に大いなる濤きてやさし

村田脩

浜木綿(はまゆう)が夏の季語。浜木綿の花、浜万年青(はまおもと)が同意の季語です。
ヒガンバナ科の常緑多年草。関東から南の海岸の砂地に自生しています。万年青に似ていますが、高さは1メートルほど、葉は大きくて表面は光沢があり、六弁の白い花をたくさんにつけます。花には芳香があります。心癒やされる花です。
「万葉集」に柿本人麻呂が紀州熊野の浜木綿を詠っています。
「み熊野の浦の浜木綿百重なす心は思もへど」
海べりの浜木綿の咲いているところへ大きな濤(なみ)が来ると心が安らぐと詠っています。
作者むらた・おさむの紹介は、2007年6月25日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年07月26日 06:43

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/1971