[2007年08月10日]

俳句(2007-08-10)

白芙蓉暁けの明星らんらんと

川端茅舎(1897~1941)

白芙蓉(しろふよう)が秋の季語。木芙蓉(ふよう)、紅芙蓉、花芙蓉、酔芙蓉(すいふよう)も同意の季語です。
芙蓉は、アオイ科の落葉低木で、高さは手が届くほどです。初秋に薄紅か白の五辨の花を開き、一日でしぼみ落ちます。移ろいやすい花で、朝咲いて夕べにはしぼみ、はかなさで知られています。花は蓮に似てとても品があり、佳人薄命の譬えに使われます。
「暁(あ)けの明星」とは、明け方に東の空に見える金星のことです。うすい黄色の大きな星で、ここではいささかオーバーに「らんらんと」輝いていると表現しています。
作者かわばた・ぼうしゃの紹介は、2005年2月15日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年08月10日 05:36

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