[2007年08月15日]

俳句(2007-08-15)

炎熱や生涯掲ぐわが半旗

千代田葛彦(1917~2003)

今日は、敗戦記念日、終戦記念日です。
炎熱が夏の季語。炎(も)ゆ、炎日、炎暑も同意の季語です。
この句の前書きに「8月15日」とあり、1980(昭和55)年刊行の句集「瀝瀝集(れきれきしゅう)」に所収されています。敗戦記念日の所感をまとめたものと思われます。
「半旗」とは、弔意を表わすために、国旗などを旗ざおの頭から竿の長さの三分の一ほどに下げて掲げることをいいます。
作者は、外地台湾に生れ、戦争にもまれた人生を送っています。細かいことは分かりませんが、きっと辛い判断を強いられ、幾多の修羅場を潜り抜けたことでしょう。それが作者をして生涯にわたって心の中に半旗をかがけさせることになりました。
作者ちよだ・くずひこの紹介は、2006年1月17日を参照。
(出典:阿部誠文著「輝ける俳人たち」巴書林、1996年刊)
・暑いですねえ。仙台から次男夫婦が孫を二人連れて来ました。

投稿者 m-staff : 2007年08月15日 05:12

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