[2007年08月17日]

俳句(2007-08-17)

秋の雲恩師を乗せて消えにけり

榊原風伯

秋の雲が秋の季語。秋雲(しゅううん)も同意の季語です。
秋の雲は、澄み切った高い空に刻々変わりゆく片雲、その爽やかな色と形を示し、流雲によって碧空はるかに高く深く仰がれ、大きく呼吸をしたくなります。
今日は、田中靖政先生の命日です。2006年8月17日午前2時30分、御病気で74歳の生涯を閉じられました。練馬の愛染院会館で19日が御通夜、その夜は会館に泊まりこみました。20日が告別式でゼミを代表して弔辞を読みました。わたしにとってまことに心も体も暑い日々でした。
そのときの想いを句にしました。
線香を絶やせぬ一夜月仰ぐ
弔辞読む声の切れ切れ秋暑し
つくつくし柩の小窓開けてをり
白菊に埋まる柩の蝶ネクタイ
そしてまた、今年も強烈な暑さです。
(出典:「炎環」2006年10月号、11月号より)
・40.9度、最高気温74年ぶりに更新、埼玉県熊谷市、岐阜県多治見市。気の遠くなるような暑さです。

投稿者 m-staff : 2007年08月17日 05:22

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