[2007年08月20日]

俳句(2007-08-20)

女の香放ちてその名をみなへし

稲垣きくの(1906~87)

女郎花(おみなえし)が秋の季語。おみなめし、粟花(あわばな)も同意の季語です。
秋の七草のひとつで、オミナエシ科の多年草。おみなめしともいい、野原にあって繊細な姿はどこか女性らしい趣があります。
五裂の粟のような小さな黄色の花を咲かせます。お盆の花にも良く用いられて粟花ともいいます。粟花といわれるのはその感じが粟の飯に似ていて、東京で言われる女飯(おんなめし)がこの花の形に似ているところからつけられたようです。いずれにしても風に揺れている様子は頼りなげに見えます。この句はその辺りを良くとらえています。
作者いながき・きくのの紹介は、2005年4月25日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年08月20日 06:05

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