[2007年08月21日]
俳句(2007-08-21)
稲妻が走るもつとも遠き空
内藤吐天(1900~76)
稲妻が秋の季語。稲光(いなびかり)も同意の季語です。
このところ雷雨に連れた電光ではなく、遠く夜空に閃光が走ります。稲妻です。わたしの住んでいる位置からは、葉山、鎌倉、藤沢のほうに稲妻が走っています。
この雷光がイネを実らせるという信仰が古くからあって秋の季語になっています。
この句は、作者の位置から一番遠い空に稲妻が走っていて、はるかな山の向こうのようです。あの向こうには幸せがあるのでしょうか。それは稲妻だけが知っています。
作者ないとう・とてんの紹介は、2006年8月25日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)
投稿者 m-staff : 2007年08月21日 05:18
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