[2007年08月27日]

俳句(2007-08-27)

ひとすじの秋風なりし蚊遣香

渡辺水巴(1882~1946)

秋風(あきかぜ)が秋の季語。秋の風、秋風(しゅうふう)、素風(そふう)、金風もも同意の季語です。
初秋から晩秋までの秋風をいいます。作者は縁側に座って夕涼みをしているようです。そこには夏の蚊遣り置いて、風情は夏ですが、ただし一陣の秋風が吹いて風の感触は秋です。秋が訪れているのです。夏と秋の境目に出来た句ですが、微妙な夏と秋の間の時間の推移を捉えています。次の句もいいですね。
 秋風や眼を張つて啼く油蝉  水巴
作者わたなべ・すいはの紹介は、2005年2月4日を参照。
(出典:「合本・俳句歳時記第3版」角川書店、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2007年08月27日 05:15

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