[2007年09月11日]

俳句(2007-09-11)

かくれ住む門に目立つや葉鶏頭

永井荷風(1879~1959)

葉鶏頭(はげいとう)が秋の季語。かまつか、雁来紅(がんらいこう)も同意の季語です。
散歩道の大根畑に赤いトサカを振り立てて葉鶏頭が20本ほど立っています。その一角だけがやけに目立ちます。先日の台風9号で半分に減りました。
葉鶏頭は、熱帯アジアの原産で高さは2メートルほどにもなります。雁の来る頃に葉の色が美しく変わり、黄色や紅色になり、目を楽しませてくれます。花は目立たずに葉腋にかたまり、緑色をしています。葉の色が花のように美しいのが特長です。
この句は、作者が目立たずにひっそりと暮したいと思っているのに、葉鶏頭だけは、門のそばで周囲にアピールしていると詠っています。
作者ながい・かふうの紹介は、2005年1月8日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年09月11日 05:16

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/2019