[2007年09月12日]

俳句(2007-09-12)

水引草空の蒼さの水掬ふ

石田あき子

水引草(みずひきそう)が秋の季語。水引の花、金線草、金糸草も同意の季語です。
水引草の花は小さいのですが、花の色の紅白と、花茎の糸状のところが水引を思わせます。金線草は漢名で花茎が細いところから付いています。
この句は、空と地上の水のハーモニーを伝えてくれます。秋の空のはるかな蒼さがいっぱいの水をたたえたように見えます。水引草は可憐な野の草です。その名の通り、蒼い空から水を掬って滴らすようにみずみずしく咲いています。
作者は、いしだ・あきこは、1915年埼玉県生れ、俳人石田波郷夫人。長く波郷の闘病生活を支えました。水原秋桜子の「馬酔木」に投句し、句集「見舞籠」をまとめました。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・メジャーリーグのHPでは、「ウイ・シャル・ネバー・フォゲット」の文字が…。
9・11米国同時多発テロから6年、新しい悲しみの輪が広がっています。
 白むくげ黙祷海を渡りけり     風伯
 かなしみの風よ9月の星条旗

投稿者 m-staff : 2007年09月12日 05:23

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