[2007年09月16日]

俳句(2007-09-16)

葡萄一粒一粒の弾力と雲

富沢赤黄男(1909~86)

葡萄が秋の季語。黒葡萄、葡萄園、葡萄棚、マスカット、デラウェア、巨峰なども同意の季語です。
今年は夏が暑かったせいか、甘くて舌触りの良い葡萄がたくさん成ったようです。先日も小ぶりなデラウェアを食べました。義母には親戚から毎年、山梨の見事な「巨峰」を贈っていただきました。その義母も亡くなって3年、そのお相伴に預かれることもなくなりました。
この句は、作者が実際に葡萄を一粒ずつ摘み取ったときの感触をもとに作られました。そのときの葡萄の弾力ある粒と雲との対比が見事です。
作者とみざわ・かきおは、愛媛県川乃石町生れ、本名正三。俳句は日野草城に師事し、「青嶺(あおね)」「旗艦」などで活躍。戦争中は工兵将校として中国を転戦。戦後は高柳重信などと「薔薇」を創刊主宰しました。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・昨日は横浜で句会、暑かったですね。

投稿者 m-staff : 2007年09月16日 06:07

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