[2007年09月17日]

俳句(2007-09-17)

敬老の日といふまこと淋しき日

中村春逸(1903~74)

敬老の日が秋の季語。
この5月からわたしも連れ合いも「介護保険被保険者証」を頂きました。社会的にはこれで年寄りの仲間入りをしたことになるようです。
5歳の女児初孫には、言葉を話せるようになったときから「おじいちゃん」とか「じいじ」とか呼ばないように、「バラちゃん」という呼び方を刷り込み、成功しました。
さて、御本人は「まこと」で、痛烈なユーモアのつもりでしょうが、この句は何とも淋しいやるせない老人の心境を句にしています。
敬老の日だけ大事にするな、といいたいのでしょうね。
作者なかむら・しゅんいつは、福岡県小倉市の生れ、郵政官僚として長く勤め、俳句は職場の先輩である富安風生に師事し、「若葉」の同人になります。1959(昭和34)年には「春郊」を創刊主宰しました。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2007年09月17日 06:57

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