[2007年09月19日]

俳句(2007-09-19)

頬杖に深き秋思の観世音

高橋淡路女(1890~1955)

秋思(しゅうし)が秋の季語。秋あわれ、秋さびし、秋懐(しゅうかい)、傷秋(しゅうしょう)も同意の季語です。
秋思とは、秋に感じ、思うことです。昔から「もののあはれは秋こそまされ」といわれてきましたが、人生の哀れさや人間そのものの存在に哀れさを感ずることが多いようですね。
観世音は、モノの本によると、大慈大悲で衆生を済度することを本願として阿弥陀如来の脇侍を務めています。その観世音が頬杖をついてもの思いにふけっている様子はとても見るものをして沈思にふけりたくなりますね。
作者たかはし・あわじじょの紹介は、2006年6月4日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)
・昨日の朝は、久しぶりにうっすらと富士山が顔を見せていました。

投稿者 m-staff : 2007年09月19日 05:59

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