[2007年09月20日]

俳句(2007-09-20)

すがる蚊も秋の彼岸の阿弥陀経

京極杜藻(1894~1985)

秋の彼岸が秋の季語。後(のち)の彼岸、秋彼岸会も同意の季語です。
今日は秋の彼岸の入りです。俳句では、単に彼岸といえば春の彼岸を指し、秋の彼岸は秋彼岸、後の彼岸といいます。9月23日の秋分の前後7日間になります。春の彼岸と同じくお寺で法要や墓参りが行われ、先祖を祭る期間です。わたしも21日、相模原のお墓に参る予定です。
阿弥陀経は、仏様が西方極楽浄土の荘厳な世界を示し、念仏を唱えることをすすめます。
秋の彼岸で阿弥陀経を唱える声に、もうかなり弱っている秋の蚊がまるでそのお経にすがるように飛んでいるよ、と詠っています。哀れさが染みとおるようです。
作者きょうごく・とそうの紹介は、2005年11月23日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年09月20日 04:51

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