[2007年09月24日]

俳句(2007-09-24)

うしろよりわが名呼ばるる竹の春

原 コウ子(1896~1988)

竹の春が秋の季語。竹春(ちくしゅん)も同意の季語です。
「竹の秋」が春の季語、「竹の春」が秋の季語です。紛らわしいですね。
竹は春に繁殖して、地下の茎から出る竹の子に養分をまわすので、親竹は衰えて黄葉になったり、落葉します。これを「竹の秋」といいます。逆に秋には竹の子も生長して、親竹も元気を回復して青々亜と葉を茂らせます。これが「竹の春」です。
周りの林は薄く紅葉しているのに、緑一色の竹林の中で突然後ろから、自分の名前を呼ばれた作者の唐突感が見事に句になりました。
作者はら・こうこの紹介は、2005年6月13日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)
・昨日からちょっぴり涼しくなって山風が吹いています。

投稿者 m-staff : 2007年09月24日 04:33

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