[2007年09月29日]

俳句(2007-09-29)

薄活けて一と間に風の湧くごとし

佐野美智

薄(すすき)が秋の季語。芒、尾花、花芒、芒野、糸芒なども同意の季語です。
薄は、イネ科の多年草。日当たりの良い山野で必ず目にすることができます。風が吹くといっせいになびきます。壮観ですね。特に、
箱根千石原の薄の大群落は、一見の価値がありますよ。
この句は、床の間のある「一と間(ひとま)」の和室で、花瓶に薄を活けたところ、にわかに風が湧いてきたような気がした、というとても素直に情景を写し取っています。
作者さの・みちの紹介は、2007年3月6日を参照。
(出典:「合本俳句歳時記・第三版」角川書店、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2007年09月29日 05:44

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