[2007年10月02日]

俳句(2007-10-02)

谷下りて水に手ひたすうすもみじ

細見綾子(1907~97)

うすもみじ(薄紅葉)が秋の季語。
窓から見える裏の武山のところどころに薄く赤い部分が増えてきました。
昨年は引っ越してきたばかりでその様子をじっくり観察することはできませんでしたが、今年は毎日見ることができます。温暖化の影響も見られるようです。紅葉は、すっかり紅葉した豪華な姿だけではなく、うっすらと色づくところに良さがあります。その変化を楽しむ心を持ちたいものです。
この句では、谷川で冷たい水を手で掬っていると、そこに薄く赤い紅葉が一緒に浸っているという情景が浮かんできます。周りのひんやりとした空気の中でどこからか鳥の声が聞えてくるようです。
作者ほそみ・あやこの紹介は、2005年3月19日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2007年10月02日 05:17

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