[2007年10月03日]

俳句(2007-10-03)

蔦巻く家へ悲劇の方へ一歩づつ

秋元不死男(1901~77)

蔦(つた)が秋の季語。蔦紅葉、蔦かずらも同意の季語です。
蔦は、日本や中国で見られるぶどう科の落葉蔓性の木です。茎は巻きひげで塀などに絡みます。
この句は、あくまで作者の想像力のなせる句で、実際に何が起っているかはわかりません。しかし、これからドラマが始まる予感がしてきます。さて、どのような悲劇が始まるのでしょうか。
洋館建てのその家の住んでいる人を、読むものをして様々に空想させてくれる面白い道具立てになっています。作者の面目躍如の句です。
作者あきもと・ふじおの紹介は、2005年4月24日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・10月2日は久しぶりに太陽を拝みました。蒲団や洗濯物を干して大変でした。

投稿者 m-staff : 2007年10月03日 05:48

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