[2007年10月04日]

俳句(2007-10-04)

男憎しされど恋し柳散る

鈴木真砂女(1906~2003)

柳散るが秋の季語。散る柳、柳黄ばむも同意の季語です。
9月28日は、仕事の帰りに久しぶりに銀座の並木通りを歩きました。まだ柳は散っていませんでした。
秋になると、僅かな風に少しずつ柳の葉が散ってゆきます。風情がありますね。銀杏のように一目散に散らずに、秋の初めから終わりにかけて、散りつくします。
この句は、恋多き女、真砂女の心意気を見事に詠い挙げています。古い俳人にはひんしゅくを買いそうですが、現代感覚にぴったりではありませんか。冒頭の「男」を「女」に代えても面白いと思うにはわたしだけではないでしょう。
作者すずき・まさじょの紹介は、2005年1月16日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2007年10月04日 06:18

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/2042