[2007年10月05日]

俳句(2007-10-05)

遊民のわが握る落花生の土

石塚友二(1906~86)

落花生(らっかせい)が秋の季語。南京豆、ピーナッツも同意の季語です。
異人豆、唐人豆、関東豆なども落花生の別名です。
遊民とは、勤めることもなく遊んで暮している人のことです。のらくら者ともいいますが、羨ましいですね。近頃あまり聞かれなくなりましたが「高等遊民」などという言葉もあります。
この句は、自らを遊民と呼び、握って引き抜いた落花生の根に付い
た土がぼろぼろ落ちる感覚をとらえて句にしています。この感覚が何とも遊民のしぐさというのですから面白いですね。
作者いしずか・ともじの紹介は、2005年10月9日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2007年10月05日 04:58

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