[2007年10月09日]

俳句(2007-10-09)

みそ萩や母なきあとの母がはり

稲垣きくの(1906~87)

みそ萩が秋の季語。千屈萩(みそはぎ)、聖霊花(しょうりょうばな)、溝萩(みぞはぎ)なども同意の季語です。
散歩道の川のそばに自生しています。淡い紅紫色の小花で長い穂を束ねたように成ります。仏壇によく供えていますね。むかし、行者がみそぎのときにこの花を挿して拝んだというので「みそぎはぎ」から「みそはぎ」になったといわれています。
この句の作者のお母さんが亡くなったあと、どなたがその母代わりをしてくれたのでしょうね。わたしにも経験があります。季語がぴったりその雰囲気を伝えてくれます。
作者いながき・きくのの紹介は、2006年6月8日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年10月09日 05:50

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/2047