[2007年10月11日]

俳句(2007-10-11)

ある晴れた日につばくらめかへりけり

安住 敦(1907~88)

燕帰るが秋の季語。帰燕(きえん)、秋燕(あきつばめ、しゅうえ
ん)も同意の季語です。
燕は春の季語です。春に海を越えて南方から渡ってきた燕は、秋に
なるとまた南方へ帰ります。空になった燕の巣をさびしく感じる季
節です。
この句は、渡り鳥である燕を慈しんで素直にその気持ちを表現して
います。何のてらいもありません。それが俳句というものなのでし
ょう。
同じ作者に次の句があります。
醤油工場秋燕にまだ軒貸して    敦
作者あずみ・あつしの紹介は、2005年2月28日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2007年10月11日 07:12

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