[2007年10月14日]

俳句(2007-10-14)

水霜をたもちて菊の重さかな

宮沢賢治(1896~1933)

菊が秋の季語。
あの宮沢賢治の俳句を紹介します。詩人賢治は、童話作家であり、科学者であり、宗教家、それに農学者、鉱物学者、教育者など多彩の活動をしました。
なかなか知られていませんが、俳句も作っていました。
この句の意味は、秋の朝の光をいっぱいに受けて、水霜(気象用語では露霜、露が霜になったもの)を含みながら大輪の菊が重そうに堪えていると詠っています。「菊の重さ」が効いています。幾重にも重なっている重い菊の感じが良く出ています。
作者みやざわ・けんじは、岩手県花巻の生れ、詩「春と修羅」「雨ニモ負ケズ」、童話「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」など多数。
(出典:「合本俳句歳時記・第三版」角川書店、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2007年10月14日 06:56

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