[2007年10月15日]

俳句(2007-10-15)

山越ゆる長き無蓋車夜寒星

松崎鉄之介

夜寒星(よさむぼし)が秋の季語。夜寒さ、寒き夜も同意の季語です。
日中の暖かさに比べて、夜寒(よさむ)は、晩秋の夜に寒さを覚えることです。その寒くなった夜に、貨物列車が長くつながって山を越してゆき、頭上には星がまたたいているという情景を句にしています。北海道の北部の駅長の子として生れたわたしにとって、宗谷本線をゆく貨物列車を日常の中で接していました。なつかしい風景です。無蓋車(むがいしゃ)は、屋根のない貨車をいいます。略号は「ト」とか「トラ」とか言いますね。
作者まつざき・てつのすけの紹介は、2005年4月8日を参照。
(出典:「合本俳句歳時記・第三版」角川書店、2003年刊)

投稿者 m-staff : 2007年10月15日 06:42

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/2053