[2007年10月24日]

俳句(2007-10-24)

蓑虫の音を聞きに来よ草の庵

松尾芭蕉(1644~94)

蓑虫が秋の季語。鬼の子、蓑虫鳴くも同意の季語です。
近く公園の野球場の木に「蓑虫」がぶら下がっているのを見つけ感激しました。何しろ蓑虫を見たのは大昔ですから。
「枕草子」に「蓑虫いとあはれなり…八月ばかりになれば、ちちよ、ちちよ、とはかなげに鳴く」があります。
蓑虫が鳴くわけはないのですが、昔の人はそう感じたのでしょう。
木の枝にぶら下がって風に吹かれている様子は、一見ユーモラスですが、哀れな感じがします。この状態で越冬するのですが、そのうちに子どもに見つけられてしまうことでしょう。
この句は、草庵に住む作者の哀れな様子を蓑虫と重ね合わせて訴えています。
作者まつお・ばしょうの紹介は、2005年2月21日を参照。
(出典:「新版・俳句歳時記」雄山閣、2003年刊)
・昨晩は十三夜、雲が出て見えませんでした。

投稿者 m-staff : 2007年10月24日 05:50

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