[2007年10月30日]

俳句(2007-10-30)

人みなが魚影に化ける秋の暮

多田道草

秋の暮が秋の季語。秋の夕暮、秋の夕、秋夕(しゅうせき)なども
同意の季語です。
季語の「秋の暮」は、秋の一日の暮れ方と考え、「暮の秋」は、秋
の終わりと見るのが一般的ですね。
この句は、まことに面白い句です。渋谷や新宿の雑踏にはいつも驚
かされます。その雑踏にうごめいている人々を魚に見たてて魚影に
見えると喝破しています。魚の多くは群れますから、人間も同じと
いうことですかね。
同じ作者に次の句があります。
「夜店にて見かけしひとはふと魚影    道草」
作者多田道草の本名は道太郎。京都大学名誉教授、社会学が専
門です。
作者ただ・みちくさの紹介は、2005年5月5日を参照。
(出典:「多田道太郎句集」芸林書房、2002年刊)
・ワールド・シリーズは、ボストン・レッドソックスが4連勝で優勝しま
した。今年は、マリナーズ、ヤンキース、レッドソックスの試合を多く
見ました。これで来年4月までストーブを囲み今年の試合を思い出し
ます。来年はどこが優勝するのでしょうね。

投稿者 m-staff : 2007年10月30日 05:39

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