[2007年10月31日]

俳句(2007-10-31)

身に入むや風のとりでの一騎塚

榊原風伯

身に入(し)むが秋の季語。身に沁むも同意の季語です。
一騎塚は、1213(建暦3)年、和田合戦で和田義盛に加勢した武次郎義国が、ただ一騎、鎌倉に馳せ参じて討ち死にしたのを里人が哀れんで塚を築き、霊を弔ったという伝承に由来します。塚の中腹のがけには庚申塔が三基建っています。直ぐそばには石田波郷の句碑があります。
「緑さす細田掻きをり一騎塚    波郷」
その一騎塚に越してもう1年が過ぎました。わたしの住んでいるマンションは、山風、海風の風の筋で、1年中風が吹いています。今夏は暑かったのですが、子どもたちが遊びに来たときだけクーラーを廻しました。
この句は、そろそろ虫の声も聞えなくなったとき、風の音だけが聞えてふいとさびしくなったとき口から出ました。
(出典:「炎環」2007年11月号より)
・日本シリーズは、中日ドラゴンズが優勝するでしょう。

投稿者 m-staff : 2007年10月31日 05:38

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