[2007年11月04日]

俳句(2007-11-04)

町なかのまひるさびしや蘆の花

木下夕爾(1914~65)

蘆(あし)の花が秋の季語。葭(よし)の花も同意の季語です。
夏の間に青々としていた岸辺の蘆は大きく伸びて、大きな穂を生じ、多くの紫がかった花をつけます。すすきに似ていますが、穂も花も大きくて、葉のつき方が違います。晩秋になると、葉の色もあせて、風に鳴る葉ずれのさびしい音に独特の風情があります。近くの竹川ではコンクリートで川が狭まっている中に蘆の花が咲いています。
この句は、町の中で、お日様の照っている真昼の喧騒に比べて蘆の花を対比して、静と動をくっきりと表わしています。
作者きのした・ゆうじの紹介は、2006年5月22日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・今朝は雪をかぶった富士山が見えます。これから冬になると見る機会が増えてゆきます。

投稿者 m-staff : 2007年11月04日 06:44

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